恋泥棒の犯行予告


「いい、けど。」


さっきから同じようなことしか口にしてない。

用はそれだけだったらしく、不破島くんはそのまま身を翻し、日世の方へ帰っていった。


「なんだったの、今の」


そう暁奈に問うと、


「さぁね。愛の告白じゃない?」


と、いかにも適当な返事があっただけだった。

余所見をしている間に、また一口、パンは齧られてしまった。