「え……なに……」 目をぱちくりさせる日世。 そんなことには構わず、床に胡座をかいている日世の背後に回り込んでぎゅっと抱きつく。 「ちょ……六花っ!」 軽く跳ね上がった日世の体がほんのりと熱を持ち始めるのを感じた。 「ちょっとだけ、ちょっとだけだから……」 首筋に顔を埋めると、よく知った日世の香りが鼻腔をくすぐる。