孤独な少女と一匹オオカミ

遠くの方で、ゆなの呼ぶ声が聞こえる。

あーダメだ。

目を開ける力もない。

身体も痛い。

私は、そこで意識を手放した。


〝蒼。行かないで。置いてかないでよ。〟

夢を見た。

蒼が近くにいるのに、手を伸ばしても届かない。

その間に、蒼は離れて行ってしまう。