孤独な少女と一匹オオカミ

私は、何も言わずに立ち去る。

もう。嫌。なんにかもが嫌。

「寧々」

蒼は、今までに聞いた事ない大きな声で私を呼ぶけど、

「ちょ、ちょっと早く帰ろう」

と、言っているのが聞こえる。

さよなら。蒼。