孤独な少女と一匹オオカミ

私は、銭湯を出る。

また行く当てもなく歩いていると
〝アルバイト募集〟
と、書かれた看板がコンビニに建てられていた。


これだ。

私は、迷いもなくコンビニに走って行き、

「表のアルバイト募集っていう看板を見たんですけど、まだアルバイト、募集してますか?」

私は、レジに居た店員さんに聞く。

「ちょ、ちょっと待って下さい。今店長呼んできますから」

と、店員さんは少し苦笑いで答えた。