――――どこを見渡してみても真っ暗。



たったひとつの光さえ見えない。




ここは何処?


あたしは誰?




どんなに叫んでも、

もがいても…


懸命に助けを求めても、



返事ひとつないの。




ねえ、どうして?


どうして誰も来てくれないの?



ねえ、


どうして誰も助けてくれないの?





「 誰か助けてよ 」



「 暗闇からあたしを

   救って 」






……全部無駄だ。





あたしには何もない。


誰もいない。






だってそうでしょ?




あたしには…
たったひとつの光さえも、

くれる人はいないのだから。