青空の下で音楽を奏でる

私の名前は東城蘭音。

らおっていう名前は結構珍しがられるし、読んでもらえないことも多いが、

私はスターのようで気に入っている。


私は昔から音楽が好きだ。

歌うことも、楽器を弾くことも、曲を作ることも。


中学の時は音楽系のクラブがあまり無くて、吹奏楽部でパーカッションをやっていた。

ドラムはその時の経験もあり大体は演奏できる。

6年間も太鼓を叩くことになるとは…。

元々は弦楽器とか、鍵盤楽器とか、その楽器一つだけで曲が奏でられるものが好きだった。

中学の時だって、そんなにやりたかった訳でもないのに、「センス」とか言う言葉で片付けられた。


―――――センスあるんじゃない?



私はその言葉にはっとした。

誰だって実力とか才能とかセンスとか

そんな言葉で私を片付けたがる。



………もっと私の中身を見て欲しいのに。


そう思うようになったのは最近の事。


実力を認められることは嫌ではない。

むしろとても嬉しい。

私は人に褒められる度に

自分は完璧なんだと思って、にこにこしていた。


でも、見かけの物ばかり見て、

「私」を見てくれないのは嫌だ。


そんなことは誰も知らないんだろう。