「あそこにいるの、葵じゃない? 隣にいる女の子、誰だろう。彼女かな」 えっ? 彼女? 葵の? 梓の言葉を聞き、激しく動揺する。 心臓が嫌な音を立てる。 葵は一人で美術館に行くと言っていた。 それなのに。 隣に女の子? 「声をかけない方がいいね。 お邪魔になっちゃうから」 お邪魔? なぜ?