「もしもし」 『もしもし』 梓からだった。 『今日は突然誘ってごめんね』 「こっちこそ悪かったな」 『あのさ、 改めてなんだけど、 今週末、空いてる?』 「空いてるよ」 『あのね、 もうすぐ理久の誕生日で、 プレゼントを買いに行こうと思うんだけど、 一緒に選んでもらいたいなって思って。 中学生の男子って何が欲しいのかよくわからないから』 理久は梓の弟。 今年の四月から中学一年生。 葵と同じ中学校。 「いいよ、 一緒に選びに行こう、 理久の誕生日プレゼント」 『ありがとう、隼翔』