「葵……」 「……なんか、父さんとこうしていたくて」 オレは、そんな葵がとても可愛く思えた。 「父さんとこうして一緒にいることができてオレは幸せだよ」 「葵……」 そして義父さんはやさしく微笑んで、 「父さんも幸せだ」 オレは、そんな葵と義父さんを静かに見守った。