___信じられなかった。 お姉ちゃんは私の心の支えだった。 お姉ちゃんの帰りが遅くたって、ふたりで他愛ない話や昔ばなしに花を咲かせることで、何度私の心が救われたか。 そんなお姉ちゃんとも離れなくてはならないなんて。 そんなのあんまりだよ……… 幸い、私は幼いときから母に料理や洗濯、掃除など、家事全般はきちんとできるようにしつけられてきたからひとり暮らしでも何ら問題があるわけではない。 でも、精神的にひとりは辛かった。 ___しかししょうがないことなんだ。