慌てて口を抑える。
大丈夫、声には出てなかったみたいだ。
少し焦りながら、私は朝ごはんの用意をする。
一ノ瀬くんは私のベッドを背もたれにしながらリラックスしているみたいだ。
一応そこ、私がいつも寝てるベッドなんだけどな…
なんてちょっと恥ずかしい気もしながら、フライパンに卵を2つ割り入れて目玉焼きを作る。
そういえば、食費とか二倍になるんだけど。
結構影響大きいんだけど。
するとちょうど一ノ瀬くんが
「あー、あとさ、食費は俺が毎月払うから。綾川さんは作ってくれるだけでいいよ」
うわあ、一ノ瀬くんってエスパーなんですか?なんか怖いんですけど…
てか、それって食費全部払ってくれるってこと?それは流石に申し訳ない気がするんだけど…
「大丈夫大丈夫。俺んとこ時給高いし」
いや、そうゆう問題じゃないんだけどっ!
まあいいか、一ノ瀬くん何もしないしね。
お皿は洗ってくれるみたいだけど。

