あれから、ずっと、安井が頭から離れない。

彼のことを考えては、イラっとしてみたり、胸が痛くなったり、嬉しくなったり、

ずっと、色々な彼の姿を想像してしまってる。

安井の声が聞きたい。安井の目がみたい。
傍にいたい。触れてたい。

胸が痛んで。ざわざわする。

ピリリン。

田中くんかラインだ。

…高木さん、お疲れさま!今日一緒に帰りたかったのに。ごめん。
今日は、、一人で帰ったの?

…おつかさま〜。今日は、安井くんと打ち合わせしたよ。

…そっか。今、電話できる?声が聞きたいな。

私は。返事ができなかった。
田中くんに対して失礼な心に。
今は、きっと、私どうにかしてるから。

携帯を手に握りながら
、田中くんを考えてた。

ピリリン。

?安井からラインだ!

…弁当美味かっただろ?また、おいでって
さ。

…美味しくいただきました。ありがとう。
よろしく伝えてね。また、行きたいな。
お母さんに会いに。

すぐ返事が帰ってきた。

…いつでも来いよな!

下手に優しくしないでよ。
誤解を招くぞ。。安井よ。

…あのね。智也くんは、小林さんとゆう好意を抱く彼女がいるんだから。
あんまり、私に優しくしないで。
誤解招いたら、小林さんに悪いしさ。

…はぁ?何を言ってるの?

…だって、話せて嬉しいんでしょ?

…勿論、嬉しいよ。

何故か、ヤキモチを焼いてしまった。

…そうなんだ!良かったじゃない!
もう、ライン終わるね。田中くんに電話しなきゃいけないから。じゃ、また。

この後からは、安井からは、ラインが来なかった。

まぁ、丁度いいけどさ。
けど、胸が痛くて涙がでそうになる。

私は、田中くんに電話する事にした。

ピロピロピロリン

…もしもし、高木?

…田中くん、こんばんは。

…良かった。連絡くれないのかと思ってたから。

…ごめんね。。色々あって。
そうそう、田中くんは、
文化祭の話し合いはできたの?

…できたよ!そっちは?

…私も、安井くんと話せたよ。

…そうか。
高木さんと会いたいな。明日は、学校休みだし、一緒にブラブラしにいかない?

「え??」

私はまた、身体全体で嬉しくなる。
田中くんに電話して良かった。
彼は、私といる時は、私だけをみてくれてるってわかる。

安井みたいに、私と話しながら他の人を思い浮かべたりない。

私は、田中くんを好きになるんだ。

…うん。明日。いいよ。

…ほんと?!やった。じゃあ10時に
迎えにいくよ!

…うん!ありがとう。楽しみ。

笑顔の彼が想像つく。嬉しくなるな。

…じゃ明日ね!高木、電話、ありがとう!

私は、クスクスとなる。
田中くんは、私の救世主だな〜。

…はぁーい。じゃぁね。

お互い電話を切った。
明日が楽しみだ〜。