冬休みになった恭子は、樹が 仕事に行っている間に 樹の家を訪れて お祖母様や母を 喜ばせていた。 「恭子ちゃん、可愛くて。今日は、料理を手伝ってくれたのよ。」 樹が帰ると、母が嬉しそうに言う。 「沙織ちゃん、私の気持ちがわかるでしょう。あなた達が来てくれたとき 本当に嬉しかったのよ。」 お祖母様に言われて、 「私、お母様にして頂いたこと 全部 恭子ちゃんにしてあげたいわ。」 と母は言う。 そのくらい、お祖母様に 大事にされた母だから。 恭子のことも 大切にしてくれると 樹は信じた。