荷物を持って 樹の部屋に入った恭子は 今まで より少し広くなった部屋に驚き、
 
「樹さん、片付けてくれたの?」と言う。
 
「恭子の荷物が 置けるようにね。」

と樹が言うと、恭子は 笑顔で樹に飛びついてきた。
 

「ありがとう。嬉しい。」

恭子を抱きしめて キスをする樹。

熱いキスに 目覚める樹を感じた恭子は、そっと唇を離すと、
 
「樹さん、まだ早いよ。」と照れて言う。
 

「恭子、可愛くて。これから ずっと一緒だと思うと嬉しくて。」

恭子の頭を 胸に抱いて 樹が言うと 恭子もそっと頷いてくれる。
 


「家が新しくなるまで 狭いけど ここで我慢してね。」

優しく髪を撫でる樹に、
 
「狭い方がいいの。ずっと 近くにいられるでしょう。」

と可愛いことを言う。


もう一度 熱いキスをして リビングに降りた二人。