「樹君、こんな若くて美しいお嬢さん、どこで見つけたのかな。」
 
「それが、本日の新郎の妹でして。」

と樹が答えると、
 

「へえ。それは良いご縁だ。」

とみんなが驚く。
 


恭子の父と一緒に 間宮家の関係者にも 挨拶に回る二人。
 


「間宮さん、健吾君も恭子ちゃんも、心強いですね。」

と祝福の言葉を たくさん頂く。
 


恭子は 樹を見上げて ニコッと微笑む。


色白の恭子に 赤の振袖は良く似合い アップにした髪は 恭子の初々しさを 強調する。