シャッターが切られるごとに、普段見れない悝世の表情がたくさん見えるし、同じポージングはぜったいしてない。
目が離せなくて、釘付け状態。
あぁ、だから嫌だ……。
こうやって、普段と違う悝世を見ていたら、今よりもっと……もっと好きになるから。
どんどん夢中になって、トリコになるから。
だから、スタジオにはあまり来たくなかったり。
幼なじみとしての悝世は
甘えたがりで、わがままで。
自由奔放で、やりたい放題で。
でも、モデルとしての悝世は
たくさんの人を魅了する力を持っていて、
わたしの知らない顔をたくさんするから。
そのギャップにドキドキさせられてばかり。
「わーお、やっぱりスイッチが入った悝世はすごいねー」
「……」
わたしはすごくずるい……。
この瞬間を、わたしだけが独占できたらいいのにって。
他の子の目に映ってほしくないなんて。

