「んじゃ、教えて。
俺に触れられるの嫌いじゃない?」


「ぅ……」


答えようとしても、悝世がわざと手を動かしたり、耳元にキスをしてくるから


うまく声が出てこない。



だから、首を一度だけコクッと振る。


すると、悝世がフッと笑った。


そして、服の中に入っていた手がピタッと止まって。



「……ってかさ、なんで何もつけてないの?」


「へ……っ?」


「キャミソールだけ?」


「え、あっ……」



一瞬、悝世の言ってることがわかんなくて思考がグルグル。


でも悝世が背中の真ん中あたりを指でトントンッとして。



「……さすがにこのままはダメでしょ?」


「ぅ……」


ようやく意味を理解して、ブワッと顔がさらに熱くなる。



「まさかつけ忘れたの?」


「そ、そんなこと聞かないで……!」


あらためて口にされるとものすごく恥ずかしいから……っ!