「……は?いや、依茉ちゃんそんな簡単に言っていーの?」
「う、うん。だって悝世がしたいって言うなら」
「いや……そこは拒否ってよ依茉ちゃん」
「えぇ……っ」
なんなの、今日の悝世よくわかんない。
暴走したり、急に我に返ったように止まったり。
「……キスなんかよりずっと恥ずかしいし痛いかもしれないよ」
「え、痛い……の?」
「……そりゃね。依茉の身体に負担かかることするんだから」
「い、痛いのは…やだ」
「うん、だから簡単に誘うようなこと言っちゃダメでしょ?」
「でも、悝世に触れてもらえなくなるのも、やだ……っ」
「……なんなの、そのわがまま」
「わがままばっかりで怒った……?」
「……まさか。かわいー依茉のわがままはなんでも聞いてあげたくなるよ」

