芸能人の幼なじみと、内緒のキスしちゃいました。




***


「うぅぅぅ悝世のバカあああああ!!」


「……うるさいよ依茉ちゃん」


あれから、クラスメイトの注目を散々浴びながら悝世に教室から無理やり連れ出された。



そして今は人の出入りがない別校舎の空き教室にいる。



「なんで、人前であんなこと……!!」


明日ぜったい女の子たちに袋叩きにされちゃうよ、うぅ。

もう学校休もうかな、仮病使おうかな…。



「……ってかさ、なんで俺が怒られなきゃいけないの?」


「へ……?」


「もとをたどれば嘘つき依茉ちゃんが悪いんでしょ?」


「うぅ、ちがうの。嘘ついたわけじゃなくて、その……っ!」


悝世が近くにあった椅子をガタンと引いて、座ったかと思えば。


わたしの手をつかんで。


腰のあたりに悝世の長い腕が回って。


椅子に座ってる悝世を見下ろすようなかたち。