「……んじゃ、かわいー依茉ちゃん専属の執事になってあげよーか?」


「う、ぇ……?ほんと……っ?」



「……シフト誰かに交代してもらうことにして依茉ちゃんと2人で文化祭たのしもーかな」


「え、えっ?じゃあ、接客とかしない…?」



「だってかわいー彼女が嫌だって言うんだから、そこは彼氏として聞いてあげなきゃでしょ」



ふっと笑って、
チュッと音を立ててキスをしてきた。



「でも、そんなことしてクラスの子たちに何か言われたりしない……っ?」



「んー、別に大丈夫でしょ」



ほら、こうやってわたしのワガママを聞いてくれるの。


普段は悝世のほうが甘えたでワガママだけど、わたしが拗ねたときは、こうやっちゃんとわたしのこと甘やかしてくれる。



「……ってかさ、そーゆー依茉のクラスは何やるわけ?」


「へ……?あっ、わたしのクラス……は、喫茶店みたいな」