「可愛い彼女はメイド服着て、イケメン彼氏は執事服ですか〜。2人並んだらいい組み合わせじゃん〜」
「な、並びたくない。悝世はすごくかっこいいけど、わたしなんかが可愛かったら世も末だよ」
「もっと自信持てばいいのに。神崎くんもこんなに鈍感な彼女持って大変なこと〜」
とりあえず、文化祭当日まで悝世にはメイド喫茶やるって伝えないとこう。
だって、似合ってないからやめたほうがいいよとか引かれる予感だから見られたくないもん。
悝世のクラスにもいきたいけど、でもあわよくばわたしだけの前で執事服着てくれたらいいのになぁ……なんて。
いくら文化祭の接客だからって、他の女の子に笑顔で話しかけたり触れてほしくない……もん。
あぁ、わたしものすごくワガママ彼女。

