＊＊＊


「ま、間に合ったぁ……」


あれから悝世が時間ギリギリまで離してくれなくて、急いで向かってなんとか滑り込みセーフ。



「あらま。今日もイチャイチャご苦労様ですね」


「未来ちゃん！毎日そうやってからかうのやめてよぉ……！」


「だって事実でしょー？」


「うぅ、そんなことない……もん！」


「よく言うよー」



未来ちゃんには悝世と無事に付き合えることになったのは報告ずみ。


報告したとき、「ついにか、ついに幼なじみ超えたのね！めでたいわ〜よかったよかった」って言ってくれた。


未来ちゃんにはたくさん何度も相談に乗ってもらったから、感謝でいっぱい。



でも、最近はわたしが悝世とイチャイチャしてるって茶化してくるから。



「神崎くんって幼なじみの頃から依茉のことだいすきで離さなかったじゃん。彼女になったらそのうち部屋に閉じ込められそう〜」