「んっ……ちょっ、まだ……っ」


「……喋るとキスしにくいって」



まだ部屋の中にも入ってないのに。


抵抗されるのが気に入らないのか、喋らせないように強引に塞いでくる。



「んぅ……くるし……っ」


苦しいのに甘い刺激。


触れてるだけのキスから、
少しずつ唇を動かしてたまにやわく噛んだり。


角度を変えて何度と何度も重ねてくる。



「……ちゃんと息しなよ」


「ぅ…ぁ……だっ、て……」


身体に力がうまく入らなくて、膝から崩れ落ちそうになる。



「……っと、あぶな」


「はぁ……っ、う……」


息が乱れたまま。
脚にうまく力が入らないから、悝世に支えられたまま。



「……いい加減これくらいの軽いキス慣れて」


「か、軽くない……っ」


ぜったい軽いの基準おかしいもん。

軽いなら触れるくらいなのに。