「えっ、間宮くんに告白された!?」


「しーっ!!未来ちゃん声大きいよ!」


週明けの月曜日。

いつもならお昼休み悝世と過ごすはずだけど、今日は仕事があって学校を休んでいる。


なので未来ちゃんとお昼を食べながら最近会ったことを報告。



「依茉さんモテ期到来ですか」


「そ、そういうわけじゃなくて…!」


「もういっそのこと神崎くんよりストレートに気持ち伝えてくれる間宮くんのほう選んだらいいのにー」


「う、や……、そういう問題じゃなくて」




あの日、瑠衣くんは言葉どおり無理に答えを出させようとはせず、「……俺のことも少しは意識してね。依茉ちゃんのこと独占したいって思ってるのは悝世だけじゃないから」と言われた。



そのまま家まで送ってもらって解散。


そこから瑠衣くんと会う機会はないまま。