朝起きてから夜寝るまで
部屋にいるときは常にわたしにベッタリで。



部屋のどこにいたってわたしを見つけたらすぐに後ろから抱きついてくる。


抱きついたら30分はぜったい離してくれない。


つかまったら悝世のやりたい放題。



「えーーま。早くギュッてさせて」


「うぬ……っ」


狭い部屋の中で逃げ回っていても、つかまるのは時間の問題なわけで。



「はい、依茉ちゃん捕獲」


「ホカク……」


わたしは野性のイノシシかって。


……なんて、どうでもいいことを考えていたら、あっという間に悝世の腕の中。



もともと幼なじみらしくないことばっかりしてくるけど。


最近はそれがもっとひどくなって。



「この部屋着かわいーね」


「だ、ダメだよ」


「俺まだ何もしてないよ?」