「あれ?京介は?」
「翔哉と仕事の話だって」
「ふーん(* ̄- ̄)」
ゆ、柚ちゃん?
京にぃじゃなくて、あたしだったのが拗ねちゃった?
「ま、愛実とも出かけたかったし、ちょうど良かったか( *´艸`)」
「??」
「支度してくるから待ってて」
そう言って支度をしに行ってしまった柚ちゃん
「おや、愛実様。中にお入りにならないのです・・・か」
支度を終えた柚ちゃんが玄関に来たことで
何かを察知したのだろう
「では、お車の用意をしてまいります」
「ううん。いらない。
今日は歩いていく」
え?
歩いて、来たのは近くのデパート
「ゆ、柚ちゃん?」
「何?」
「ここで、何を買うつもりなの?」
「何言ってんの。京介も翔哉もすぐに
会社役員に就くのよ?
奇麗なネクタイくらい選んであげくっちゃ!」
そうだ。
翔哉ももすぐ、篠田HDの社長になるんだもんね
紳士服売り場に来たあたしと柚ちゃん
「何かお探しでしょうか?」
「大丈夫。見ているだけだから」
「畏まりました」
そう言って下がっていった店員



