「愛実?」
「京にぃ・・・」
マンションを出てきたのは、京にぃの家
「どうした?」
「今日、泊めて欲しいなぁ。なんて思ったり」
「俺たちはいいけどよ?翔哉は知ってんのか?」
「翔哉なんて知らない」
「は?」
「まぁ、上がれ」
そう言って、家の中に入れてくれた京にぃ
「で?何をそんなにむくれてんだよ」
むくれてなんかないもん
「しかも、翔哉に居場所すら言わないって、子供(ガキ)じゃねぇんだから」
「どうせ、子供だもん」
「おいおい・・・」
「翔哉が来てもいないって言ってね?」
「はぁ、わーったよ」
「で?今回は、”何”したわけ?」
「”知らない女”が隣で寝てた。しかも”裸”で」
男女で、裸で寝ているなんて言ったら
していることなんて1つしかない
「ふーん。お前は?」
「あたしは、フツーに学校の寮にいたけど?」
翔哉と婚約をしても
翔哉が卒業しても、今まで通り
あの寮で暮らせると言ってくれてたから
あの部屋で1人暮らしている
「そうか」
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