伊蕗さんも、俺も京介の会社から出て 伊蕗さんは、車を出して、きっと愛実を探しに出た 「はぁ・・・」 一回家に帰れと言われても どうせ着替えに帰るだけの家に何があるって言うんだよ 大人しく家に帰れば、普段開けないポストにたまっている物の中に 違和感を覚えた 「なんで・・・」 入っていたのは、俺が愛実に渡した 合鍵と婚約指輪。 それと ”ごめんなさい。さようなら”と書かれた手紙 「なんでだよっ愛実」 何で、さようならなんて、言わせたくなんてなかった