急いで出て行った京介とは
間逆に落ち着いた様子で入ってきた伊蕗さん
「女遊びは済んだか?」
女遊び?
「どういう・・・」
「これを見てみろ」
そう言って見せてきたスマホの写真
「え?」
寝ている俺と女の姿
しかも、裸で寝ている
「これは・・・」
「愛実は、この状況を見たらしい。
しかも、土曜の朝に」
土曜の朝・・・
「でもな?愛実は、俺に言ったぞ?
ここ最近、お前の衣類から、女の匂いが
ほぼ毎週行くたびについてたってな」
毎週?
俺の部屋に来るたびに、着いてたのか?
「お前、気づいていなかったのか?」
「あ、あぁ」
なぁ、愛実
何ですぐにそれを言ってくれなかったんだよ?
溜め込むなって俺言ってんじゃん
「お前、一回家に帰れ。
俺も、探してみる。」
「それとこの女」
「分かっています」



