『えぇ!?ゆーちゃん、ほんとに同じ塾に入ってくれるの!?』
驚きながらも嬉しそうなみーり。

『うん、今度入塾のテストを受けるよ。多分すごい下だと思う。』
ほんとにその通りだ。私は勉強は好きじゃない。しかも出来ない。唯一好きなのは英語だ。何故か英語だけはテストで90点を下回った事がない。

自慢になってしまうが、英検も2級まで持っている。


問題は数学だ。
数学は苦手とかそういう次元ではなく、もう名前を言うのも嫌なほどだ。


この前のテストも散々だった。
英語が得意でも数学と平均すると、70点くらいになってしまうので正直意味ない。
つか70点もいかない
どんだけ低いんだ、数学。


理科も嫌いだ。いっつも50点あるかないかだ。


でも国語と社会は70点くらいはとれる。


私は文系に進むと、完全に決めている。






『ゆーちゃんと同じ塾なんて、嬉しいな!ゆーちゃんって、得意な科目、ある?』
急にそんなことを聞いてきたみーり。
不思議に思いながらも、

『え、英語かな…いつもまあまあ高い点が取れるんだよね』
と答える。

『そっかぁ!じゃあ特別適正クラスはいれるかな…』
とかぶつぶつ言ってる、みーりを眺めてるうちに学校に着いた。



あーいよいよ今日が入塾テストかー。



ドキドキしてるとあっという間に時間はすぎて。いつの間にか入塾テストのために椅子に座っていた。









『はい、試験終わり』
がむしゃらに問題を解いている間に、いつの間にか全部の試験は終わっていた。