その日は、みーりと一緒に帰った。
どうもみーりもなかなかのお金持ちらしく、少し厳しい家らしい。

勉強熱心だそうで、アニメや漫画にはあまり詳しくないらしい。

残念!

私もいろんな話をした。

弟がいるんだーとか、歌を歌うのが好きなこととか、好きな歌とか。


塾に入りたいという話をしていると、

『私の塾においでよ!』

と言ってくれた。


親に塾には入れと言われているけど、ずっとねばっていた。

友達がいる塾に入るのも手かも。


『私の家、こっちなんだ。』


そういったみーりとばいばいして、1人で歩きながらそんなことを考える。