結子が1才を過ぎてすぐに 絵里加は二人目の子を身ごもった。

報告を聞いた健吾は、

「結ちゃん小さくて 絵里加大変だけど 俺も、もっと手伝うからね。頑張ろうね。」

と絵里加を抱きしめて言った。
 

「こんな可愛い子供が、もう一人産まれるって。俺、本当に幸せだよ。」

健吾の喜びは 絵里加の喜びでもある。

涙を浮かべて喜ぶ健吾に 絵里加も涙汲んでしまう。
 

「ありがとう。絵里加もすごく幸せ。ケンケンがパパで良かった。」

健吾の胸に顔を埋めて言う。
 

小さな結子を抱えての妊娠は 身体的にきついこともあった。

でも、絵里加は苦に思う事はなかった。

順調に成長していく結子と お腹の子。


それは、絵里加に幸せしか感じさせない。

結子が簡単な会話を覚えた 2才になる少し前に、次女の淳子が産まれた。