「絵里加、お腹空かない?もう二時だよ。」健吾が言う。
 
「本当。絵里加もお腹空いた。」

笑顔で健吾を見上げる。

健吾はフッと笑って、絵里加の髪を撫でる。
 

「俺、うらやましいって言われちゃった。」嬉しそうな笑顔で言いながら。

幸せな余裕。

今夜も一緒にいられるから。

二人は同じ思いを抱いて、笑顔を合わせる。