そんなことを繰り返すうちに、二人は我慢できずに海から上がってしまう。

遅めのランチを食べて 部屋に戻ると激しく求め合う。

健吾の激しさは 絵里加にも伝染して まだ青い絵里加を甘く実らせていく。




「絵里加が可愛くて。一瞬でも離れたくないんだ。」


海に入った後の、愛の交わりは、いつの間にか二人を微睡ませる。
 
まだ太陽が高い中、激しく求め合ってしまった羞恥。

眩暈のような快感を、初めて知ってしまった絵里加と、それを与えた健吾の達成感。

きつく抱き合う二人を 南国の午後は、静かに眠らせてくれる。
 
 

やっと 二人が目覚めたときには 南の空が、薄く暮れ始めている。

「せっかく、グアムに来たのに。俺達、呆れちゃうね。」健吾は微笑む。