ドS王子と乙女の同棲ライフ

思わずかっとして、碧唯の頬に平手打ちをお見舞いする。



「…ってぇ」



碧唯も流石に不意打ちだったようで、頬をさすっている。



「ほら、碧唯だって」



碧唯は唇を噛むと、私の方にやってきた。



また何かされるのかと身構えたが、碧唯は私の背後に回ってきてこういった。



「悪かったよ。からかいすぎた」



碧唯でも素直に謝るんだ…と私は妙に感じ、少し感動した。



「べ、別にいいよ」