「よし!帰るかっ」

「あっうん!!」


壊れた自転車をひきづりながら、急な長い坂をのぼっていく。




その間、俊哉と他愛もない話をしてーーー

「な?奈々―」


「ん?」



急に沈黙になる。。

えっ?なに、この空気…


自転車を放して、片手であたしの肩に手をのせた。



えっちょ…まだ、心の準備がぁぁ(Д)!!


むひゃ〜



恥ずかしくなって目をつぶった。
























あれ?


一向に変化が現れない。変わりに、現れたのは、俊哉の『ぷっ』と笑う声。


「ぷはー!!キスされるときってこんな顔をするんだなっまぁ可愛いかったけど。」


けなされてるのか、誉められてるのか…。


(誉められてはないな。。)
「ちょっと俊哉ぁ!!」


期待しちゃうじゃん。バカ



「だって、今日の奈々は俺を攻めすぎたから。」


「どこが攻めてるのさー!?」



すると俊哉はこっちを振り向いて、


「惚れた理由を言わせたところだよっ!」



そういってまた自転車をひっぱって、坂を上りだした。


「ちょっと待ってよー!!」


急いで俊哉の隣に並んだら






チュッ