「昨日、茉桜ちゃんが潰れちゃった時”俺が家まで送る”って言ったんだ」
「・・・え」
「連絡先、交換してなかったし・・・もう少し一緒にいたくて、まさかこんな事になるなんて」
“ごめん”そう言って顔を枕に埋める。
永愛が私を置いて帰った訳ではなく彼が私を”家まで送る”と言ってくれたって言うのは理解した。
理解したけど・・・誰も来ることないから部屋散らかしっぱなしだし!私の生活感・・・!
「そ、そっか・・・ありがとう。でも、その、ごめんね!部屋とか綺麗にしてないし」
「別に気にしないよ。むしろ、余り家に人呼ばないんだなあって感じ、好きだよ」
なんだかその言葉が、自分に好意がある様にも取れて・・・”好きだよ”って言葉が、私に向けられたものじゃないことも理解してるけど、顔が熱くなって恥ずかしい。
こんなの誰だって勘違いしちゃうよ。
人に指摘されなくても自分の顔が真っ赤なのが分かる。
この気持ちがこれ以上育ったら引き返せなくなる。
金輪際、彼に会うことは私のルールの中じゃ無しのはずなのに―
「―茉桜ちゃん。俺、これからも茉桜ちゃんに会いたい」
こんなの・・・
「俺と会ってくれますか?」
「―はい」
“はい”って行っちゃうに決まってる!
この気持ちは”ルール違反”だよ!!
