約束〜永遠《とわ》の記憶〜

ーあいとー


俺らは家に帰るとりゅうとななは居なかった。

あやか「あれ?居ないね」

「ぁあ。」

あやか「ねえ、今日で最期なんだよね?」

「そうだな…」

あやか「ならさ、せっかくだからみんなで楽しく過ごそうよ!!」

「そうだな。あいつにとっても、俺らにとっても悲しい思い出じゃなくて、楽しかった思い出にしたいな」

あやか「って言っても、どうしよう…」

「もし、りゅうがいいなら明日みんなで出かけよう」

あやか「うん!それ、いいね!!」

「先におばさんに電話するわ!」



俺はりゅうのお母さんに電話をかけた



ープルルルル


りゅう母「もしもし?」

「夜遅くごめん。ちょっと相談あって」

りゅう母「どうしたの?」

「まだ、りゅうには話してないんだけど、明日もう1日りゅう貸してほしいんだけど、、、」

りゅう母「私達はいいよ?」

「おばさん、ありがとう!!」

りゅう母「あいと、ありがとね。」

「いや。こちらこそ、ありがとう。あっ!おばさん。りゅう、水族館とか行っても大丈夫かな…?」

りゅう母「大丈夫だよ。」

「そっか。ありがとう!」

りゅう母「うん。楽しんできてね」



俺は電話を切り、あやかにOKサインを出した。