約束〜永遠《とわ》の記憶〜

ーあいとー


2人のやりとりを見て俺はりゅうに話しかけた


「りゅう、言いたい事はわかってる。でも、、、」


俺はななに視線を向けた


「見てみろ。泣いてんぞ。」

りゅう「…」

「りゅう、お前が思ってる事とあいつが思ってる事ちげーと思うぞ」

りゅう「は?どう言う意味だよ」

「もし今りゅうが、自分に関するモノが残らない方がいいと思ってんなら、それは大間違いだ。お前が居なくなった後も、俺らは生きていかないといけない。」


りゅうは俯いた


「でも、俺らはりゅうが居ねーと辛過ぎるんだよ。だから、お前との思い出と一緒に生きていく。りゅうとの思い出を支えに生きてくんだよ。」

りゅう「それでも俺は、残したくない。残したっていい事ないんだよ。余計辛くなるだけだ。写真見るたびにな。」

「そうかも知れない。でも、記憶の中にはいつまでも残ってる。お前が居た事は、変えられねえからな。」

りゅう「記憶は、時間と共に薄れてくだろ。それでいいんだよ。」

「りゅう、なんでそんなに…」

りゅう「まだみんなに病気の事言う前にさ、ななが写真見ながら言ってたんだよ。文化祭楽しかったねー。この頃に戻りたいなって。俺、なんも言えなくてさー。だから決めたんだ。なるべく残さないようにしようって。」

「りゅう…」

りゅう「わりぃな。」

「なありゅう、捉え方変えてみねえー?」

りゅう「ん?」

「上手く言えねーけど病気だからとか、居なくなるからとかじゃなくて、純粋にこの瞬間を楽しもうぜ!俺らには今しかねぇんだから!」


りゅうは、ななに視線を向けた。
そして、フッと鼻で笑い


りゅう「だな。」


と一言呟いた。