先輩、反則です!!


手のひらは赤くなり、膝は擦りむいて血が滲んでいた


「..最悪」


「はぁはぁはぁ..ちょっ、大丈夫!?」


あれ?この声って


「....っ!!」


声のするの方を振り返るとそこにいたのは


会いたいけど会いたくなかった先輩が、息をきらして、驚いた顔をしていた


「あっ、はい、だ、大丈夫ですっ」


ほんとは痛くて立ち上がれないけど、心配かけたくなくてゆっくり立ち上がろうとしたら


...痛っ、




顔が少しでも歪んだのが見えたのか


「全然大丈夫じゃないじゃん!保健室行くよ!ほら乗って」


えっ、???


鞄をおいて前に立ったと思ったら、しゃがみまるでおんぶをする前のような格好になった



「早くしてくれないと、待ってる俺が、恥ずかしい」