その時、隣に座ってた大和が話しかけてきたが、何を話してるか耳に入ってこなかった
ある昼休み、いつものようにパンをかってベンチで大和と飯を食って、どうでもいい彼女の話をしてきた
話がつきないやつだな
大和とは小学校からの仲で唯一俺のことを理解してくれるやつ
ただ、毎日彼女の話を聞くのはさすがにうざい。だから、スルーしてる
「トイレにいってくるわ」
俺一人になり、やっと静かになったと思ったら誰かが話しかけてきた。
誰だ?
「中学の時はありがとうございました!」
いきなりそんなこと言われて「は?俺なんかしたか?」と思った
でも、顔を見たときあのときのことかって思ったけど、知らないふりをした。
俺が覚えてないって言うと、悲しそうな顔をしている
