先輩、反則です!!


高校は少しはなれたところに入学して、3年目をむかえた



俺は行事ごとは嫌いだ。めんどくせーし、
なんで出なきゃいけないんだよって毎回思ってる


入学式も俺には関係ねーし
でも、今年はなぜか俺が在校生代表の挨拶をすることになった



前に立ち、一応先生たちも見てるから優等生っぽくした



やっと終わって、自分のところに戻った



式も終わり、1年生がはけていく


「あ、」



見つけた。あの子を
髪型は変わっていたけど、あの身長と顔は確かにあのときの子だった



ドキッ


まただ。3年前と同じ。
やっと会えたと思ったら、なぜか鼓動がまた早くなった


でも、気のせいだと言い聞かせた