「昨日のセツナ、可愛かった。
 あんな声聞くのも初めてだし」

「え!?」


恥ずかしげもなく
サラッと発言するもんだから
照れて恥ずかしくって
心拍数が上昇する。

ジンらしからぬセリフを耳にし
プチパニックに陥っていると。


「あー…。
 思い出したらまたシたくなってきた…」

「はッ、え!?…んッ」


驚く間もなく
また唇を塞がれる。


平日の朝から
どうして盛ってんのッ


「まって…ジン…ッ」

「待てない」


言いながら
唇の間を割って入ってくる舌を絡ませ
ジンの手が胸に伸びていく。


「やッ…」


何度も羞恥に責められて
仕事に行く準備をしないといけないのにって
その些細な葛藤すら
奪われてしまうほど深く求めてくる。


「セツナ…」


大好きな人の愛おしい声。

耳元で囁かれたら
体は自然と感じてしまい…


「あッ…ダメ…ッッ」


指が触れる箇所も気持ち良くて
またあっという間に昇りつめてしまう。


外が明るいだけに
本当にもう
すっごい恥ずかしい…。


快感に溺れる
そんな”事”の真っ最中に
突然サイドテーブルに置いてあるスマホが振動。