それは入学してから1週間がたったある日のこと

その日はお弁当を持ってくるのを忘れてしまい私は購買でパンを買うことにした

「うわぁー人がたくさんいる」

どうしよう
今行ったら絶対に人混みにつぶされる
でも、私のお昼ご飯がーーー
ええい、行くぞ私!!

私は腹をくくって人混みに突っ込んで行った

「あの、すみま、せん 通してください」

ダメだこれ以上前には進めない
諦めるか
そう思った時



「どうしたの?大丈夫?」

1人の男の子が話しかけてきた

「あ、えっと大丈夫、です」

ってウオーなんだこのイケメン

「そうよかった はいこれどーぞ」

「あ、ちょっと待ってください
お名前だけ でも……」

あーあ 行っちゃった
そういえばさっきのはなんだったんだろう
渡された袋の中を覗くとクリームパンが入っていた