「さっき、葛城くんに会ったんだけど覚えてる?」 一緒に披露宴の受付の係を任された一磨に私は話を持ちかけた。 「ん?葛城?よく健永と話してた奴だよな?それくらいの記憶しかねえけど」 一磨は部活は違えども、隣のクラスで体育の授業は一緒だったはずだから、もっと絡みあるかと思ったけど、そんなものなのか。 男子って意外と淡白なんだなと思った。