君にまつわるエトセトラ【完】




「え、てか高校の同期だったんですか?でも、なんで今更?」



雪乃って、なんか痛いとこというか、サラッと流してしまうところでもすぐ気付くよな。


小さい頃から間違い探しとか、そういう類いのゲーム得意だったっけか。


姉ながら感心する。



「俺が茉莉乃さんのこと忘れられなかったんです」


「へえ?お姉ちゃん愛されてるじゃ〜ん」



雪乃はニヤニヤしながらひじで私を突いてくる。