私が弁解しようとすると、雪乃は目を輝かせながら、私の両手を握った。 「おねーちゃん、めっちゃイケメンと住んでるじゃん!」 紹介してよ!とばかりに雪乃は私の肩を揺さぶる。 その光景を見て、葛城くんはクククと喉を鳴らして笑っていた。 「玉井雪乃です!姉がいつもお世話になってます!」 いつになく目がキラキラしている雪乃は葛城くんの顔を見ながらそう言った。