よし!
「あのね、凛堂くん!」
「ん?どうしたの?」
「えっと…」
やばい…
やばい…
緊張が…
「落ち着いて、ちゃんと聞くから」
わたしは深呼吸をして
「わたし、凛堂くんの事が好きです!」
凛堂くんはすごい驚いてる
そうだよね。びっくりするよね…
でも、最後まで言わなきゃ
「えっ…」
凛堂くんが口を開いたけど
「返事は1週間後に聞くので、今はまだ…」
言いかけた瞬間
人の温もりを感じた
え?
凛堂くんが抱きついてきた
そして耳元で
「俺も好き」
わたしは頭が真っ白になった。
え?!
そして凛堂くんが少し離れて
「詩乃は俺の彼女になってくれる?」
耳と顔が一気に熱帯びて赤くなった

