ただいま、わたしは

どうやって凛堂くんに好きになってもらえるか、脳内会議が行われています。

好き好きアピール?

無理、恥ずかしいしキャラじゃない

引いてみる?

んー、それはわたしが寂しい…


考えていると


「……詩乃…詩乃さん」



ん?なんか呼ばれてる?



「詩乃さん!」


びっくりした。
目の前に先生が怒って立っていた。


「昼休み職員室に来なさい」

「はい…」


最悪だぁあ



「詩乃なにぼーとしてたの?」

里帆が若干笑いを堪えて話しかけてきた。